非日常日記7
休暇。
会社の人から家族で行っている教会に行きませんかと誘われたので行ってみる。
長期出張すると割とフランク誘われるという話は聞いていたので、特に驚かず。
一応、英語の同時通訳があると聞いてたのだけど、なんと会社の人の奥さんが日本留学中に知り合ったとかで、日本語が上手。
同時通訳ならず、同時通訳タイピングで通訳してもらった。たまに日本語を教えてるらしいけど、基本的には主婦…3カ国(英語も)ができる主婦…なんか、すごい世界に来たぞ…。
で、礼拝は教会に人が入りきらないとかで、高校の講堂で。
礼拝に行く前に、こっちでは、最近うつ病が増えてて、精神科に行きたくない人も多くて、そういう人が医者から教会に通ったらどうか勧められたりして来るようになることも多いという話を聞く。教会で治ることも多いとか。どうも、心療内科みたいな役割も果たしてるかんじ。精神科か教会かみたいな話をしてたので、心療内科はメジャーではないっぽい。
で、始めに生バンドでの賛美歌から始まるんだけど、その様が完全にフェスだった。
生バンドで、アコギのおっさんが歌い上げて、その横にコーラス6名。講堂に集まった何百人(講堂、アリーナ席がびっちりで、2階席までほぼ満員)が一緒に歌い出し、見れば見るほど屋内フェス。ここで、Don't Look Back In Angerかかっても驚かない。毎週これやってるなら、毎週フェスに通ってるのと同じじゃないの…と、みんなが盛り上がってるのを聞きながら、ぼんやり考える。
去年仕事が忙しすぎてたときに、ストレス発散と称してライブだのフェスだのにあちこちアホみたいに行ってたことを思い出し、こんな感じだったなと。もう、これが宗教ならフェスだって宗教みたいなもんだなと。フェス超楽しいよ〜とか。フェス教ですわ…と思いながら賛美歌を聞いてた(真面目にやれ)。
そのあとは普通に聖書のお話とか。
でも、みんな一生懸命歌って、お祈りして、話を聞いて、毎週のよう日曜こうやってるんだから、めちゃくちゃ真面目な人達なんだなと。そういう勤勉さが羨ましいなと思う気持があるな。
そのあと、信者さんたちでグループ分けされてるらしくて、同じグループの方達にもあって少し世間話に混ぜてもらって帰ってきた。いい人達だった。
昔、友人同士が付き合ってて、彼氏の方が、彼女がいい人なのは、某宗教の信者だからなのか、いい人だけど某宗教の信者なのか悩む。というのを相談されたことがあった。今でもことあるごとに思い出すし、今でも答えは分からない。
おわり
非日常日記6
こっちに来てからpapagoという翻訳appを使い始めた。かなり使える。
ランチ食べながら、同僚達とそのappが便利という話をしていたら、将来自動翻訳だけで仕事ができるようになると思います?と聞かれる。相手は3ヶ国語ができて、こちらは英語すら怪しい身である。なぜ私に…。
でも、確かに自動翻訳がで始めた頃より精度は上がってるし、書類の内容の概略を掴むぐらいならかなりできる。そうなると、相対的に語学力の優位性は昔ほどでは無くなるのかもしれないなと。
で、語学の必要性がなくなるとは思えないですが、外国語で"何が"できるかの、"何が"の部分が今より重視されるようになるではと答えた。そりゃそうだろう。誰でも言えるだろうみたいな回答をしてしまった。2点。
基本的にこっちで会う日本語ができる人というのは、3ヶ国語できるパターンが多い。第2外国語の日本語がビジネスレベルという人達。英語よりも日本語の方が得意という人も多いけど。語学が今ひとつ苦手なので、日々、腰が引けている…。
しかも、せっかく来たので…と取引がある会社の実務担当者を訪問しようとするも、なんだか頭がえらい良さそうな上の人達が次々と出てくる。いや、もうそれは上司が来た時まで取っておいて貰えばいいので、ええ…ええ…え?会食?お気遣いなく。え?何話せばいいんですか?みたいな状態。さらに引けるところまで引かれる腰。
会食での会話、feeはかからないからといって色んな事を聞いてしまえというようなガツガツ感を出さずに、しかも、アホっぽい話とならないように…というと、もう何の話をしていいやらわからん。
で、わからないまま何度か会食をした結果、どうもオススメの観光地を聞くというのが無難な会話っぽい。当初は、いや、遊びに来ている訳ではないし…と思ったりもしたのだけど、こっちのお国柄なのか、海外での会食ってそういうものなのか、日本のオススメ観光地とかオススメ温泉とかを結構聞かれたので、それはもうそういうものだと理解した。どこの国でも通用する話しかどうかはわからん。
おわり
非日常日記5
泊まりがけの出張がそんなにない仕事なので、いままでは仕事で泊まるホテルには指定された場所にすんなり泊まってた。
で、今回も同じようにしたつもりが、そうもいかなかった。
当初指定されたホテルは、会社の最寄なのはよかったのだけど、初日から乾燥がひどくて、朝起きたら脛が金タワシでこすったみたいにかさぶたができていたので(乾燥で痒くて掻いたのだろうか…覚えてない)、これはまずいということで、ホテルを変えてもらった。
前に泊まったことのあるホテルだったのだけど、前は夏だった上に、一つ上のグレードの部屋だったので、まさかこんなに環境が違うとは…。
で、移動した先が正解で移動して良かった…。2、3日なら何も言わないところだけれど、今回は長丁場なので。
結果、言って良かった。部屋も広くなり、乾燥は和らぎ、加湿器も借りられて、ご飯が前よりは美味しい。
こちらでの生活、東京よりは忙しくなかろうと思って来たけれど、さすがに観光とは勝手が違うもので、週末になるとわりと普通の勤務と同じように疲れていた。
そうそう、わたし、観光じゃないんですよー。と、肝に銘じた。
また来週もがんばりましょー。
非日常日記4
不思議なもので、英語もさほど上手くないのだけど、もっとわからない言語を前にすると、急に英語が上手くなったような気になる。
もちろん、そんな気になるだけであって、別に上手くはなってない。なぜなら勉強していないから。
キッチンのないホテル暮らしなので家事をやる必要がなく、時間が余るから語学の勉強でもするかな…と思ってたのだけど、意外にそうでもない。
かといって、飲みに行ってもいないので、飲んでて時間がなくなっているわけでもない。
一応、語学のテキストなんかを読んでみたけど、観光とは違って、昼は仕事をしているのでそれなりに疲れているらしく、やる気は起きない。
想定外に時間がかかったのは、言語がわからない中で、比較的1人で入ってご飯が食べやすそうな店を探してご飯を食べて帰ってくること。お一人様用の店増えたって言われてるけど、実感としてはそうかなあ…?って感じ。店の雰囲気というよりは、ハードルになるのは食事量。店によっては2人前からという店もあるので。
1人では入れない…何が食べられるのかわかりにくい…カフェでご飯食べたくない…とか考えてるうちに、ぐるぐる歩いててあっという間に時間が過ぎる。
最初の1週間は、なんだかんだでマックとかケンタとか食べてた。こっちの料理はランチに食べれたので、それでもいいかなと。
2週目は開拓する勇気は出たものの、外が寒過ぎて寄り道する気が1ミリも起きなかったので、あまり寄らず。あと、ランチをしっかり食べてて太ってきた気がしたので。こっちの人、ランチあれだけ食べてて、夜食べられるのだろうか。私と同じぐらい食べる同僚(細い)はなんなのか…家であんまり食べないの…か…?
で、慣れない環境で仕事をしてて困ることが、ノートPCのOffice365がデスクトップに比べてかなり動作が遅いこと。
仕事はできるレベルだけど、もやーっと動くので調子が狂う。でも、これは仕方ないことなので諦め。
あと、仕事をしてて思ってのは、言語能力はもちろん大事なことなのだけど、もっと重要なのは自分の仕事を合理的な範囲で早くできるかどうか、かなと。まあ当たり前と言えば当たり前だけど。
こっちに来て他部署の人にある手続きを頼んだのだけど、会社の規模が小さく、席も近いかったこともあって、日本にいるときよりもすごく早く対応してもらえた。通訳してもらいつつのやりとりだったけど、やるべき仕事を早くやってくれる人、あまりコミュニケーションはとれないけど(むしろとれないからこそ)信頼度が爆上がり…。見習いたい。一緒に働いている同僚も仕事が早いんだよなあ…。
一方で、たぶんお国柄もあるのだと思うのだけど、上長の権限が強いらしく、「上長に聞いてから」という事項が多い。そこはちょっとボトルネックっぽい。手放しでいいところばかりというわけでもない。
あと、こっちは国の政策ですすめたとなのことで、基本的に決済はクレジットカード。低額の決済もできる。ランチも。1人ずつ支払いますという場合も1人ずつ決済してくれる。これはとても合理的。
他の国でもそれは体験したことあったけど、長くいればいるほど、そのメリットが享受できる。とにかく両替の心配がないのがとても楽。
一応、万が一に備えて、自分が支払いそうな金額程度は現金も持ってるけど、使わずに済みそう。
クレジットカードについては、少なくともオリンピックまでには日本もそうしないと、端から見てものすごく遅れてるっぽく見えるような気がするなー。
非日常日記3
昼間眠い…。出張中の身で寝てはいけないのだけど、なぜか昼眠い。慣れない場所で多少緊張して疲れているのかもしれない。
で、この出張中に社員研修をやることになった。
研修仕事、やりたい事とできる事と求められる事が必ずしも一致しない。
人にものを教えるのは苦手だと思ってたのだけど、いざやれと言われたら、それなりの人数に聞いてもらうようなものは出来ているので、できる事、という事にはなるらしい。
では、すごいやりたい仕事かというと、開催した、人集まった、までは良いのだけど、どういう効果が出たかというのは評価しづらい。
効果を聞かれると辛いので、やりますけども、あまり劇的な効果は期待しないで欲しい。みたいな気持ち。
一方、求められる事かというと、それなりに人が集まると、教育どうしよう…というのはどこも問題らしく、わりとやって欲しいみたいなニーズはあるらしい。
なので、この仕事、自分が好きだと得意だとはそれほど思ってないものの、一応それなりにこなしてて、評価もそれなりにしてもらえるということになってきた。
ちょっと研修の人っぽくなってるのが、自分的にはかなり不思議な感覚。
若い時は、知らないことを頼まれたら、新たに知識を入れて、頑張って結果を出して、それで評価されるみたいな感じが多かったけど、歳がいくと、過去の出来事を応用したらなんかできたぞ?みたいなことも出てくるのなー。なんかレガシーシステムの有効活用みたいな。
いや、新しい知識はどんどん勉強しないといけないんだけどね。
あー。このことを実感するということは、歳くったんだな。
おわり。
非日常日記2
初日
ホテルに到着してバスタブがない事にショックを受ける。
前回泊まった時にバスタブのある部屋だったので、長期滞在ということもあって結構な量の入浴剤を持ってきたのに、全然使えない。ぬう。
ちょっと片付けて夕飯を取りに外出。何せ現地語が全く出来ないので、英語メニューがあるところに入って見たものの、日曜の夜遅くだったこともあり、売り切れ続出。
何軒か目に入ったでケンタでオリジナルチキンが売り切れって言われた時は、さすがにどういうことですか…と言いたくなったけど。わからなかったので言えなかった。
部屋に帰ってしばらくすると、めちゃくちゃ足が痛痒い。だんだん手も痛くなてきて、何かと思ったら、乾燥。ものすごい乾燥。よくみたら、干してた洗濯物がカラカラに乾いている。室内なのに。3時間ぐらいしか干してないのに。
…これはやばいと思い、備え付けのボディミルクを塗りまくる。
寝坊が怖いので早めに寝た。
2日目
安定の痒さ。触るとちょっと痛い。タチ悪い。手も荒れている。
ほんと、部屋ですごしただけなのに、なんてこと。
仕事は久々に目新しいことが多く、結構理解しなければならないこともあり、
何年かぶりにメモを取りまくる事になった。すぐ忘れるし…。
でも、たくさんメモをとるのは思考の整理にいいかもしれない。
外は寒すぎるのであまり散歩とかしなさそう。外にも出あるこうという気が起きないくらいの寒さ。
諸般の事情により、夕飯がまたマックとかになった。日本になさそうなメニューにして見たけど。上海バーガーとモッツアレラチーズ揚げ。
正直、上海感はよくわからなかった。
非日常日記1
しばらく更新をしていなかったうちに仕事で1ヶ月ほど海外で過ごす事になった。
いつもとは違う生活になりそうなんだけど、将来的に日々の事は忘れそうなので、できる限りメモ。
仕事以外でこの1ヶ月やってみたいこと
−現地語の習得 1ヶ月でゼロからどこまでできるかなと(仕事上は必須ではない)
−ヘッドスタンドの練習
−積ん読の解消(最低限解消したいものを荷物になるのに持ってきた)
−Skype英語を始める
−出納記録をつける(後から全部カード請求が来るから)
100円程度の買い物でもカード使えて便利。日本も早くそうなるといいな。
「現金を引き出しに行く」が限りなくゼロになると便利。
友人がいない土地なので、結構時間が余るかなと思ったけど、そんなこともなさそう。
というか、MacbookとDVDドライバ、sound link miniを持ってきてるので、部屋から出ないとほぼ日常と変わらない。
気温が寒すぎで、散歩しようかなという気分にはさっぱりならないので、どうしても出不精に。絶対荷物になるのはわかってるんだけど、ロングのダウンコート欲しい…。
あと、乾燥しすぎ。乾燥がここまで辛いとは。乾燥してる環境にいるだけで手足が荒れてきた。怖い。
しかし、毎日ほぼ定時で上がれる1ヶ月間って10年ぶりぐらいだなー。すごいなー。